にんにく栽培における収穫と収穫後の圃場管理について

にんにくの収穫と収穫後の連作障害対策

 

にんにくは葉が枯れ始めてもにんにくの球は肥大を続けます。

 

にんにくの収穫目安は葉の30~50%が黄色く変色した頃で、晴天の日に収穫作業をするようにしましょう。雨天時や湿り気の多い時期に収穫すると球の色が悪く、腐敗してしまうことが多いので注意が必要です。

 

にんにくの乾燥作業

 

掘り起こしたにんにくは茎葉の3分の1と根を切り取り、10本ほどの束にして自然乾燥させます。

 

乾燥するするときの注意点は以下の3点です。

 

  1. 直射日光に当てないこと
  2. 雨のかからない屋根のある風通しの良い所で陰干しすること
  3. 乾燥期間の目安は30日

 

にんにくの連作障害について

1年目より2年目、2年目より3年目・・・と、栽培と収穫を繰り返すほどにトラブルが多くなるのが、にんにくだけでなく農業全般にいえることです。

 

その理由は農作物を作れば作るほど、土壌が汚染されて土そのものが病んでくるからです。

 

これらの連作問題を回避するには、農薬や化学肥料、土壌殺菌剤だけでなく有機肥料(不熟堆肥)の使用を必要最低限にとどめておくことです。

 

農林水産省「どんな農薬が使われているの?」ページより引用

 

理想的なにんにく栽培は、作を重ねるごとに収穫の質と量が増えることです。

 

この理想形に近づく最短コースは土壌汚染物質を土に入れずに、土壌の微生物性を高めることです。多くの農家さんに怒られるかもしれませんが、全く使用しないことがベストといえるでしょう。

 

無農薬にんにく栽培における土壌改良

やまと大蒜オーガニックファームは、元肥の「納豆菌米ぬかぼかし堆肥」と追肥として「納豆菌米ぬか液肥」を使用しています。

 

今回のように3年間休耕していた稲作田の土壌の微生物性を高めることで理想的な団粒構造をつくります。

 

微生物性と団粒性の向上は、にんにくの根張りが良くなり、次のようなメリットをえることになります。

 

  1. にんにくの成長が早くなる
  2. にんにくの球が大きくなり、収量増になる
  3. 良質なにんにくが収穫できる

 

排水性を良くするためににんにくの収穫後から9月の播種前の3か月で疲れた土壌の改良をすすめます。

にんにくの連作障害は年々経営を圧迫する

作ればつくるほどトラブルが大きくなり収穫量が減少する「連作障害」。

 

これはにんにく栽培に限らず、あらゆる農作物にいえることです。もちろん農作物の相性にも起因しますが、最大の原因は「農薬」「化学肥料」「土壌殺菌剤」「不熟堆肥」の施用にあります。

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