2019年有機にんにく秋植え用納豆菌培土づくり(2019年8月18日)

当農園にて2019年秋に植える有機にんにく(2020年春収穫)用に「納豆菌」の仕込みをはじめました。

稲作休耕田からにんにく栽培用に土壌改良

「納豆菌」は2017年まで亡父が稲作をしていた圃場(約2年間休耕地)をにんにく栽培用の元肥として土壌に漉き込むためのものです。

 

完全無農薬で化学肥料もできる限り使用しない圃場にするため「完熟堆肥」に「米ぬか」「納豆」を混ぜて1週間ほど発酵させます。

 

にんにくや玉ねぎ、ラッキョウなどのネギ科の野菜は、土中からの養分を吸収するのが苦手です。そのため今回のような新規の痩せた圃場には元肥や追肥をしっかりとしてやらないと立派なにんにくを収穫することはできません。

 

一般的なにんにく栽培のポイント

にんにくをおいしく安全に栽培するためには、チッソ量が過剰にならないように注意しなければなりません。チッソの施用量が過剰になると葉の色が濃く、葉自体も大きくなります。

 

パッと見は生育がとても良さそうに思われるのですが、茎葉がひ弱で病気になりやすいので、農薬に頼らないといけなく、散布回数も多くなります。

 

また連作や完熟ではない未熟な堆肥を施用すると、ネダニなどの土壌外注に悩まされることになるので、しっかりと腐熟した完熟たい肥を施用するようにしましょう。

 

当農園(やまと大蒜オーガニックファーム)の納豆菌培養液

枯草菌(Bacillusu subtilis)は、バチルス属の菌のなかでいちばん知名度の高い菌種といわれています。分類上は納豆菌と同じで、病原性のないとても安全性の高い菌といえます。

 

枯草、納豆、味噌、醤油、空気中などに存在し、存命中の個体には反応せず、死滅した個体にのみ反応する良性の細菌で、麹菌・酵母菌・乳酸菌などの有用微生物と共存する能力をもっています。

 

枯草菌とは?

土壌,枯草など広く自然界に分布する細菌。枯草からよく分離されるのでこの名がある。英名もそれに由来する。好気性の杆菌で,耐熱性胞子を形成する。グラム陽性。生細胞は0.7~0.8μm×2.0~3.0μm程度の大きさで,周鞭毛により運動する。

胞子は細胞の中央または中央よりやや離れたところに形成され,卵形または円筒形である。胞子は数時間の煮沸にも耐えるので,胞子の滅菌は高圧滅菌によらなければならない。液体培養では表面にややしわのある皮膜を形成する。

コトバンクより

納豆菌培養液の作り方

 

 

 

準備するもの
  1. 純水:18L
  2. 黒糖または三温糖:720g
  3. 無調整豆乳:124ml
  4. 納豆:1パック
  5. オートヒーター(サーモスタッドで水温を一定に保つ)

↑夏場のこの時期は外気温が高いのでオートヒーターは不要。冬場の低温時に使用してください。

 

製造工程
  1. 水適量と納豆1パックをミキサーで撹拌する(*水を入れすぎるとミキサーからあふれ出るので注意)
  2. 出来上がった1に無調整豆乳と黒糖または三温糖を加える
  3. エアレーションで30℃をキープする
  4. 酵素(納豆菌)・栄養(黒糖または三温糖)・温度(30℃)に問題がなければ半日から1日で完成

 

納豆菌培養液を利用して米ぬかを発酵させ完熟堆肥に混ぜ込む

出来上がった納豆菌培養液を米ぬかに適量散布して1日に1回程度混ぜ合わせます。米ぬかの温度は最初外気温と同じ30℃前後ですが、数日で50℃前後まで上昇します。

 

 

発酵が進んだ米ぬかを完熟バーク堆肥に少し混ぜ合わせ、1日に1回程度混ぜ合わせます。

 

 

米ぬか同様に完熟堆肥も発行がすすみ、やがて50℃前後まで温度が上がり湯気がではじめます。

 

 

出来上がった完熟バーク堆肥を2年間放置していた稲作から転用する新規のにんにく栽培用圃場に後日漉き込みます。

おすすめの記事