現在日本人の死因のトップはガンで、約29パーセント。

以下、脳梗塞、心筋梗塞の順になります。とくにガンに関しては、あらゆる食品のなかで「特効薬」といわれるほどニンニクは効果的で、世界中の科学者の注目を浴びる食品になっいます。

「がん(悪性新生物)」「急性心筋梗塞」「脳卒中」の三大疾病は、私たち日本人の死亡原因の上位3位を占め、「日常の生活習慣」が主な原因となる病気として広く認識されるています。

七大生活習慣病とは以下、七つの病気のことを指します。

  1. がん(悪性新生物)
  2. 心疾患(急性心筋梗塞)
  3. 脳血管疾患(脳卒中)
  4. 高血圧性疾患(高血圧症)
  5. 糖尿病
  6. 肝疾患
  7. 腎疾患

ガンに限らず三大死因の残りの脳梗塞、心筋梗塞や生活習慣病などにもニンニクは予防効果があることが明らかにされています。

 

ニンニクの成分と薬効の関係について

人類の歴史にニンニクが登場するのは、紀元前4000年ごろの古代エジプトまでさかのぼります。これは当時のエジプト王のお墓から粘土でつくられたニンニク造形物が発見されたことから証明できます。

またピラミッドの建設に従事した多くの労働者のエネルギー源としてニンニクが大量に購入され、その高額な費用の支払いに銀が支払われたとの文献がのこされています。

近代医学の発展にともなって、「殺菌」「抗血栓」「抗酸化」「抗ガン」などの機能とニンニクの成分とを結びつける試みがされるようになり、ニンニクの処理法(調理法)によって機能が異なることがわかってきました。

  • 「殺菌効果」→ 生ニンニクのスライス
  • 「抗血栓作用」→ ニンニクスライスを油に漬ける
  • 「抗酸化作用」→ 酢漬け、アルコール漬け、ハチミツ漬けにする

これらの違いは、ニンニクが持っている数種類の成分が、加工や調理法によってカタチを変えて、百数十種の成分を2次的に生成するためで、成分ごとに機能が異なることが明らかになっています。

ニンニクがカラダに良いことは太古の昔から知られていましたが、広く深く研究がおこなわれるようになったのは1950年以降のことです。

とくにインドの学者たちが1960~80年代前半にかけて・・・

「ニンニクには動脈硬化を抑制する作用がある!」

「血液脂質を低下させる働きもある!」

「血小板の凝集を抑制する作用も!!!」

・・・などと、次々と発見したことから世界中で注目され

「ニンニクのどの成分が生体機能に影響するのか?」という研究がされるようになりました。

近年では・・・

「ニンニクを食べるとなぜ発ガン抑制効果があるのか?

「どうしてガン組織やガン細胞の縮小や死滅効果があるのか?」

といったメカニズムの解明を目指しており、一定水準の成果も得られています。

ニンニクの有効成分と作用について

アリイン

生ニンニクに含まれる非タンパク性の含硫アミノ酸。無臭。

主な効能 → 体熱を作らせる作用

アリイナーゼ

生ニンニクに含まれる酵素。ニンニクに包丁を入れたり、すりおろしたときに細胞が破壊されると、貯蔵細胞から出てきて周囲にあるアリインに作用します。

アリシン

アリイナーゼの作用によってアリインが分解し、アリスルフェン酸となったものが二分子結合したもの。生ニンニクに傷をつけると瞬時に生じる匂いの本体。

主な効能 → 抗菌作用、昆虫や動物に対する忌避剤。

アりスルフィド類

アリシンが分解して生成するイオウ化合物。ニンニク特有のニオイ成分でガーリックオイルにするとジアリルジスルフィドをはじめ、数種類のアリルスルフィド類が確認される。

主な効能 → ガン予防、抗血栓作用、血小板の凝集抑制作用、肝臓の解毒酵素活性を上昇させる作用。抗菌作用は弱い。

アホエン

アリシンをオリーブ油などのなかで低温加熱すると、アリシン二分子が重合反応を起こして生じる人工の産物。

主な効能 → ガン予防、抗ウィルス・抗菌作用、血小板の凝集抑制作用、抗血栓作用など。純品にはニオイはないといわれているが、けっこう臭い。

スコルジニン

ニンニクのなかの諸成分を抽出処理してできた複雑な化学構造をもつ物質。

主な効能 → 強壮作用、抗酸化作用、抗がん作用などを示すといわれている。

S-アリルシステイン、S-メチルシステイン

生のニンニクにはほとんど含まれず、焼酎などでニンニクを長期間熟成した濃縮エキスに含まれる。

主な効能 → 抗がん作用、抗酸化作用、老化防止。

アリキシン

フェノール(石炭酸)性化合物で、生ニンニクを長期熟成して乾ききったところに噴出してくる白粉を分析して得られたストレスに対抗するための防衛物質。京都府立医大の西野輔翼教授の命名。ガンの第2ステージ、プロモーション期でもガン抑制効果があったことが報告されている。

主な効能 → 抗がん作用

ゲルマニウム

一時「ニンニクの効用はゲルマニウムにあり」といわれたこともあったが、ゲルマニウムの機能で解明されているのは、腹痛や下痢、脱毛などのマイナス面のみ。ニンニクのゲルマニウム含有量は野菜のなかでは少ない部類になり新鮮なニンニク100g中にわずか4マイクログラムしか含まれていないのでご安心ください。

 

 

 

 

[引用および参考文献]

「最先端!ニンニク健康法」 「医学のあゆみ」「驚異のパワーニンニクの秘密」「食品と開発」「FOOD STYLE」「元気生活」「臨床栄養」他、有賀豊彦氏・大柴進氏・関泰一郎氏  「ニンニクの免疫力」 松村紀高氏

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  • 前庭疾患の愛犬が黒にんにくを食べて元気に
  • ニンニクにはガン細胞を死滅させる驚くべきチカラが
  • 「デザイナーフーズ」ガン予防食品の頂点に立ったニンニクのパワーとは?
  • ニンニクはガン・脳梗塞・心筋梗塞予防の特効薬として世界で研究されています。
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